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足白癬(あしはくせん)は、カビの仲間の白癬菌が足の皮膚に感染しておこります。白癬菌は全身の皮膚に感染しますが、足に感染したものを「水虫」といい、日本人の5人に1人は水虫にかかっているといわれています。
水虫にはいろいろな症状があります。足の指の間がふやけたり皮がむけるタイプ(趾間型)、足の裏に小さな水ぶくれができるタイプ(小水疱型)、足の裏が硬くなるタイプ(角化型)があり、角化型は、かゆみはほとんどありません。
水虫を放置していると爪にも感染し、爪が白っぽく濁ったり厚くなる爪水虫になってしまうこともあります。またお風呂場の足ふきマットやタオル、スリッパなどを介して他の人に移してしまう可能性もありますので、きちんと治療しましょう。
足白癬(水虫)は確かにすぐに完治させることは無理ですし、再発しやすい病気です。しかし、医師の指示通りに根気よく治療すれば治すことはできます。塗り薬と飲み薬がありますが、角化型の足白癬や爪水虫は内服が効果的です。
また、かぶれや汗疱(汗による水ぶくれ)など水虫と間違えやすい病気も多いので、皮膚科専門医による正確な診断と治療が大切です。
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